北斗トップ > 検診をうける > 北斗の自立支援 シリーズ3 訪問リハビリテーション

北斗の自立支援 シリーズ3 訪問リハビリテーション

訪問リハビリテーションとは

訪問リハビリテーション(以下「訪問リハビリ」)とは、病院・診療所・ 介護老人保健施設の理学療法士・作業療法士などが利用者の実際の 生活の場に訪問し、日常生活の自立、心身機能の維持・回復を図る ためにリハビリテーションを行うサービスです。例えば、自宅での 入浴が困難になった、転倒が増えたなど日常生活に支障が出てきた 際に、リハビリスタッフが自宅にお伺いし、手すりの設置などの自 宅環境の調整について助言したり、実際の動作の練習やご家族への 介助指導などを行います。

利用可能な対象者

自宅での生活に支障があるが、病院やリハビリ施設への通院が困 難な場合や、退院後の生活に不安がある場合などに、主治医によ り訪問リハビリの必要性が認められることでサービスを受けるこ とができます。当法人の4つの事業所では介護保険や医療保険で 利用することができます。(介護保険の認定を受けている場合は介 護保険が優先されます)

当法人の訪問リハビリ事業所の特色

  • 自立支援・社会参加への取り組み

当法人の訪問リハビリ事業所では、利用者の心身の機能回復・生 活動作の支援のみならず、活動の幅を広げ、生きがいや役割を持っ て家庭や社会に積極的に参加出来ることを目指して介入していま す。ご本人・ご家族の意向を踏まえて、地域活動への参加や就労 に向けた支援を多職種で協力して行っています。

  • 入院中からの関わり

当法人内の病院・介護老人保健施設に入院・入所している方に対 して、退院後の生活に支障がある場合に、入院中から病院のリハ ビリスタッフなどと連携し、自宅環境や日常生活の助言を行って います。入院中に病棟へお伺いして身体状況を確認し、必要な方 が退院後スムーズに訪問リハビリを利用できるように関わってい ます。

  • 広範囲なサービス提供エリア

当法人では、十勝地域に住む方々が必要に応じてリハビリ を受けられるよう、4 つの拠点から広範囲でサービスを提 供しています。住み慣れた場所で生活を継続できるよう、 地域住民に必要とされる訪問リハビリ事業所を目指して取 り組んでいます。

  • 自立支援

着替えや排泄など身の回りの動作の自立を目標 に、行いやすい動作の指導や動作練習を行って います。自宅環境の調整や福祉用具の提案、手 すりや歩行器などの使用練習も行っています。 また、ご本人・ご家族の希望に合わせて、外出 に向けた玄関の出入り動作の練習や車の乗り降 り練習を行うなど、ケアマネジャーやヘルパー 等の他職種と連携しながら自立度の向上や活動 範囲の拡大を図っています。

  • 重度化予防

進行性疾患・重介助者に対しては、他職種と連 携をとりながら継続的な支援を行っています。 重度化予防のための四肢のストレッチや座った 姿勢を保持する練習、呼吸練習などを行います。 また、コミュニケーション手段の確保のため、 意思伝達装置の操作練習を行うこともあります。

  • 小児リハビリ

小児訪問リハビリでは、呼吸状態の悪化に対し、 痰の排出や呼吸介助、呼吸しやすい姿勢の検討 を行います。寝返り・四つ這い・歩行など移動 手段の獲得や姿勢の安定を促し、運動発達の支 援を行います。また、医師・訪問看護師・保健 師などの他職種や、就学時期に合わせて教員と も積極的に連携をとっています。

  • 退院後に訪問リハビリ利用した方の変化
FIM 17名/27名の利用者が改善

※ FIM:日常生活動作の自立度を測る指標

FAI 23名/27名の利用者が改善

※ FAI:家事や外出など応用的な動作の実施状況を評価する指標
訪問リハビリの利用により、身の回りの動作や家事・外出などの応用的な動作に改善が みられます。特に退院直後からの利用で改善率が高くなる傾向があります。

訪問リハビリ事業所一覧/ お問合せ先
訪問リハビリテーションさくら  帯広市稲田町基線2 番地1 0155-67-6816
訪問リハビリテーションさくら新得  新得町3 条南5 丁目1 0156-69-5151
上士幌クリニック  上士幌町上士幌東3 線240-73 01564-2-2010
広尾町国民健康保険病院  広尾町公園通南4 丁目1 番地13 01558-2-3111
地域の皆様が明るく健康な毎日を過ごせるよう支援させていただくことが、私たち北斗の役割と考えています。
「地域の皆様とともに、常に革新と改革を推進してゆく病院」をホスピタリティ・アイデンティティに掲げ、
地域での細やかな医療・保健・福祉のネットワークを広げ、ぬくもりに満ちた医療をこれからもすすめていきます。