当科の紹介

緩和医療科は、緩和ケア、緩和治療、ホスピスケアを得意とする診療科です。
ケアおよび治療の対象とするのは、「生命を脅かす」「生命予後が限定されている」と考えられる病態、 病状、病気であり、その典型が進行したがん疾患ですが、その他に、 進行した慢性疾患（心不全、腎不全、肝不全、呼吸不全、神経難病等）も対象としています。

治療・ケアにおいて重視していることは、「できるだけ苦痛・苦悩を緩和する」、「本人・家族の希望・意向を大切にする」、 そして、病状によっては「人生の最終段階を自分らしく生きることができるように寄り添う」ことです。 そのために、具体的には、外来、入院、在宅で以下の治療・ケアを提供します。

• 病気の進行による辛い症状、痛みを出来る限り緩和するための治療やケアおよびその情報提供
• 現在受けている治療等についての相談。
  ※＊他の病院で症状があまりとれない場合にはご相談下さい。連携しながら症状緩和を図ります。
• 現在受けている治療等についての相談。
• 今後の病状経過や将来起こり得ることについての情報および対応策についての相談。
• 『人生の最終段階』を自分らしく生きることを支援するためのケアや治療の情報。
• 過大な治療を受けず、住み慣れた地域（自宅、居宅、施設等）で穏やかな最期を迎えるための支援。
• 在宅での看取りを希望している人やその家族への支援（在宅緩和ケア、在宅ホスピスケア）