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理事長あいさつ

激動の時代においても、「革新に満ちた医療への挑戦」を続けてまいります。

社会医療法人 北斗
理事長 橋本 郁郎

2019年に始まった新型コロナウイルス感染症は、2023年には「5類感染症」へ移行し、新たな日常が始まりました。その一方で、国内では豪雨や大規模地震などが頻発しており、当地においても、いつ天災が降りかかるかわからない状況だと言えるでしょう。どのような状況下においても私たちは診療機能を維持し、地域住民の皆様の健康を守るために万全の準備と対応を怠りません。

 

地域完結型医療・介護の取り組み

全国的に急速な人口減少が進む中、医師の働き方改革や介護現場の働き手不足など複合的な要因により、十勝管内の医療機関の機能や介護を担う能力が低下し、地域完結型 医療・介護の仕組みづくりが難しくなりつつあります。十勝管内の各医療機関等が自院、自施設の強みを活かしながら連携を強化し、協力体制を維持する事で、各医療機関、施設ごとの個別完結型から地域完結型の医療・介護提供体制づくりを更に推進していきます。

 

第二次予防医療への変わらぬ取り組み

私たちは、北斗病院開院当初より第二次予防医療に重点を置き、MRI を用いた「脳ドック」、PET-CT を用いた「がんドック」、2022 年 11 月には新しいがんスクリーニング検査「miSignal®️」を世界に先駆けて導入しました。発症前に危険因子を見つけ出し、早期に治療介入する「先制医療」へと進化させるため、今後も変わらず第二次予防医療に注力してまいります。

最先端医療技術の積極的な導入・活用

私たちはこれまで、次世代シークエンサーを導入・活用し、ゲノム情報等を基にしたビックデータを構築する取り組みを進めてまいりました。これにより、患者一人ひとりに最適なテーラーメイド治療を実現してきました。今後も最先端医療技術を積極的に導入・活用し、安全に、且つこれまでより効果的な高度医療を急性期医療のみならずリハビリテーションを中心とした回復期医療においても提供してまいります。

これまで以上に皆様方に信頼され愛される医療機関を目指し、努力し続けてまいります。