がんについての研究は日々進歩しています。院内でもプロジェクトを組み、 最新の治療法についての研究を進めています。放射線治療についてはトモセラピーを導入し、 これまで難しかった部位のがんの治療実績も上がっています。
もしがんになったら、どこでどのような治療を受けたら良いのかわからないことも多く、 いわゆるがん難民という言葉もあるくらいですが、がん患者さまがいる限り、 私たちは治療の可能性を追求していきたいと考えています。
強度変調放射線治療(IMRT)
新しい概念の放射線治療システム≪IMRT≫Intensity Modulated Radiation Therapy(強度変調放射線治療)
16 台のコンピューターを駆使することによって、がん病巣の複雑な形状に合わせて、 方向、位置、大きさ、照射範囲、照射時間を調整できるようにした放射線治療です。
病巣を包み込むような照射方法によって、がん組織を集中的に照射するため、 周囲の正常組織への影響が少なく、病巣に対して十分な照射が可能になりました。
網羅的な『がん』遺伝子診断
一度に複数の「がん」の遺伝子を調べる最新の解析技術を用いて検査を行います。こうした検査の結果で推奨される分子標的治療薬を探します。