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新年のご挨拶

 皆さま、新年明けましておめでとうございます。
 2025年の始まりにあたり、皆さまのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

 昨年、能登半島を襲った地震や豪雨などの自然災害は、多くの方々の生活に甚大な影響を及ぼ しました。被災された皆さまに心からお見舞い申し上げるとともに、犠牲となられた方々へ哀悼 の意を捧げます。
 一方、パリオリンピックでの日本選手の歴史的な活躍や、大谷翔平選手のMLBでの新記録達成 など、希望を与える明るいニュースも数多くありました。

 医療分野では、2024年のノーベル生理学・医学賞を受賞したビクター・アンブロス教授とゲイ リー・ラブカン教授による「マイクロRNA」の発見が注目を集めました。当法人では、この革新 的技術を活用した尿中マイクロRNA解析によるがんスクリーニング検査「miSignal®」を提供し、 がんの早期発見に貢献しています。
 このような先進医療の導入は、患者さま一人ひとりの健康を守る「第二次予防医療」を推進す る当法人の重要な使命の一環です。

 さらに、危険因子の早期発見と早期治療を目指す「先制医療」への進化や、急性期からリハビ リテーションを中心とした回復期医療に至るまで、最先端技術を積極的に活用し、地域医療の充 実に努めてまいります。
 また、高齢化が進む中、認知症は社会全体の大きな課題となっています。団塊の世代が後期高 齢者となる2025年を迎え、認知症の早期発見と進行の予防に向けた取り組みが一層重要になり ます。当法人では、認知症リスクを早期に発見し、予防的介入を行う医療・介護サービスの強化 に取り組み、患者さまとそのご家族が安心して暮らせる地域社会の実現を目指しています。

 未来を切り拓くのは、私たち一人ひとりの行動と連帯です。地域社会や患者さま、そして職員 とともに、次々と立ち現れる様々な課題に挑戦しながら、希望に満ちた未来を築いていきたいと 強く願っています。本年も変わらぬご支援とご指導を賜りますようお願い申し上げます。

地域の皆様が明るく健康な毎日を過ごせるよう支援させていただくことが、私たち北斗の役割と考えています。
「地域の皆様とともに、常に革新と改革を推進してゆく病院」をホスピタリティ・アイデンティティに掲げ、
地域での細やかな医療・保健・福祉のネットワークを広げ、ぬくもりに満ちた医療をこれからもすすめていきます。