(3)<半月板損傷>
重労働やスポーツで足腰を酷使するなど主に加齢変性により、徐々に損傷していき、微少な外傷を契機に発症することが多いです。また、スポーツ損傷において急性期の損傷も起こります。MRIによる画像診断で確定診断をして、程度に応じて、保存的治療か関節鏡視下手術を行います。
手術では損傷した半月板に対して、縫合術または部分切除術を行います。損傷の程度(切れ方・大きさ)により判断しますが、可能であれば縫合して、元の状態に戻してあげることが大切です。縫合が不可能であれば、病巣部を切除して、健常部を残存させて、可及的に機能を温存するように心がけます。