治療
(1)<変形性股関節症の手術>
骨切り術や人工関節置換術があります。病期や年齢に応じて、適切な治療を行います。
(2)<大腿骨頭壊死症>
回転骨切り術や人工関節置換術等、変形の程度により、対処します。
(1)<変形性膝関節症>
保存的治療で改善されない場合や中等度以上の変形の方に対して、各種の手術的治療が行われます。基本的に病期に応じて治療していきます。
(2)<半月板損傷>
程度に応じて、保存的治療か関節鏡視下手術を行います。
(3)<前十字靭帯損傷>
前十字靭帯を損傷すると、膝が徐々に腫れて、痛みを伴い運動が困難になっています。
約一ヶ月で痛みは取れますが、適切な治療を行わないと、徐々に痛み・不安定性が出現し変形性膝関節症になっていきます。確定診断はMRIで、損傷(断裂)部を確認します。
治療しなかった場合、数年で軟骨や半月板がすり減っていき、痛みを生じ、徐々に、変形性膝関節症になっていきます。若年者では、スポーツにより、再受傷し損傷が大きくなってしまいます。したがって将来のためにも、診断が確定したら適切な治療が必要です。