当法人も参画しているがんの早期発見・早期治療を目指す共同研究会「クラッシュ・キャンサー」について、十勝毎日新聞に記事が掲載されました。
「北斗など道内3医療機関とサツドラホールディングス、名古屋大学初のベンチャー企業「クライフ」の5者は2月27日、がんの早期発見・早期治療を目指す産学医連携のコンソーシアム(共同研究会)「クラッシュ・キャンサー」を発足させ、札幌市内で協定締結式をおこなった。
簡易キットによる尿検査でマイクロDNAを解析、がんリスクを判定するもので、北斗病院腫瘍医学研究所の加藤容崇医師が3年前からクライフと共同研究を進めてきた。クライフは、がんまたは周辺組織から放出されるマイクロDNAの断片を高い効率で尿中から収集できる技術「マイシグナル」を開発。臨床研究の結果、がんのリスクが見つかる確率が9割を超える成果が得られたという。本技術を道内に広めるべく呼び掛けたところ、旭川市内の森山病院、札幌市内の清和記念病院、サツドラが共同研究に賛同。旭川医大や北大大学院が技術協力に参画することになった。
締結式で、クラッシュ・キャンサー発起人の加藤医師は「この技術を多くの人に有効活用してもらい、北海道のがん死亡率を下げたい」と意義を強調。北斗の鎌田一理事長は「このプロジェクトでがん死を半分にすることに焦点を当てて取り組みたい」と意欲を語った。サツドラでは5月をめどに、帯広など10店舗で検査キットの取り扱いを始める。」との記事が掲載されました。