検診センターにてこの度開始したがんスクリーニング検査「マイシグナル」について、十勝毎日新聞に記事が掲載されました。
「北斗病院は、がんスクリーニング検査「マイシグナル」を始めた。腫瘍から分泌され、尿に含まれる微小物質「尿中マイクロRNA」を分析し、現時点でがんに罹患しているリスクを判定、早期発見につなげる。同病院によると世界初の検査で「尿を用いるため、患者さんの身体にも優しい。簡便な検査」と説明する。
「マイシグナル」は名古屋大学初ベンチャー企業「Craif(クライフ)」が慶應義塾大学腫瘍センターゲノム医療ユニットと連携し提供。検査では、がん組織が正常組織とは異なる物質を放出・増殖し、その物質の一部は尿中に輩出する特徴に注目。このうち、がん患者は早期から特異的な発現パターンを示す「マイクロRNA」を人工知能(AI)で解析、5つのがん(食道、胃、大腸、膵臓、乳房)について、現時点で罹患している可能性を示す。ステージ1の早期がんでも「現時点で罹患している人の検出は可能」という。
共同研究者の加藤容崇医師は「がん治療は早期に行うことが大切。検出できるがんのタイプも問わない特徴もあり、早期がん発見の精度は既存のがん検査を凌駕する成績に達している」と話す。」との記事が掲載されました。