当院鍼治療センター加藤医師がまとめた鍼治療の効果を脳科学的に分析した研究成果について、十勝毎日新聞より取材いただきました。
「北斗病院鍼治療センターの加藤容崇医師が、鍼治療が痛みを取り除く「除痛」につながるメカニズムを脳科学的に分析した研究成果をまとめた。今回の研究では、高精度で脳の活動を把握出来る脳磁図(MEG)を使い、鍼治療の前後の脳活動の変化を調べ、鍼の「脳内除痛ネットワーク」の解明を目指した。
加藤医師によると、痛みは脳内の神経ネットワークが重要な役割をしている-「鍼による除痛には複数の脳内ネットワークが関与することが分かっているが、どのような仕組みで起こるのかを理解することが重要」とする。
研究の結果、加藤医師は「脳内では少なくとも2種類の情報処理によって除痛がもたらされていることがあきらかになった」とし、「鍼による除痛をより正しく理解し、さらに発展させるうえで重要な知見」と強調。
研究には北斗鍼灸院の坂口友亮鍼灸師が協力。研究結果は医学情報誌「Frontiers in Pain Research」に掲載された。」との記事が掲載されました。