この度当法人 鴫原医師による認知症患者へのリハビリの有用性に関する論文が英国の国際科学雑誌に掲載されたことについて、十勝毎日新聞に記事が掲載されました。
「法人北斗の鴫原(しぎはら)良仁医師が、認知症患者の脳活動を脳磁計(MEG)で測定し「認知症が進行した患者にも適切なケアを施すことで脳機能の改善が認められる」と実証する世界初の研究論文をまとめた。科学分野では世界的に権威を認められている英国の国際科学雑誌「サイエンティフィック・リポーツ」(4/21付)に掲載され、科学的な正当性が認められた。
医学界では「軽度認知障害(MCI)から認知症へと症状が進行した患者にはリハビリをおこなっても回復効果が期待できない」とされており、今回の論文は医学界の通説を覆す内容。鴫原医師は2018年～認知症患者の脳活動を計測する研究を始めた。同法人の老健「かけはし」の協力を得て入所直後と退所前の脳活動を測定。かけはし内で一定期間運動療法等に取り組んだ利用者にどのような効果が表れるかを調査した。
鴫原医師は検査結果とともに「進行した認知症患者も、適切な認知症ケアによって脳機能の改善が認められる」と言う趣旨の論文をまとめ上げ、19年6月までにサイエンティフィック誌に提出。約1年間の審査を経て、内容が認められた。
北斗は今後。鴫原医師のもとでMEGを使った認知症関連の研究を継続し、十勝の住民に先行的に研究成果を提供していきたいとしている。」との記事が掲載されました。
