この度認定を受けた「一次脳卒中センター」ならびに小中学校で実施している「脳卒中授業」について、十勝毎日新聞より記事を掲載いただきました。
「法人北斗が、地域の脳卒中医療の中心を担う「一次脳卒中センター」として日本脳卒中学会から認定を受けた。これまでの活動が認められた北斗は、管内の小中学生向けに脳卒中の啓発活動を本格化するなど、中核病院としての役割を積極的に果たす考えだ。
脳卒中はt-PA静注療法(血栓溶解療法)などの登場で治療が進歩しているが、高齢者が寝たきりになる原因の4割を占める。重い後遺症をもたらさないためには、発症後、一刻も早く治療を開始することが重要と言われている。北斗は病院・脳卒中センターを中心に進めてきた治療環境の整備が評価され、PCS(プライマリー・ストローク・センター:一次脳卒中センター)に認定された。
同病院副院長で脳卒中センター長を務める新田一美医師は「十勝管内で脳卒中の治療をするなら『北斗に相談を』と認めていただいたのだと思う。自覚を持って、患者の皆さんに質の高い医療と、リハビリの場を提供できるようにしたい」と話している。
脳卒中患者が発症後、できる限り早く病院にたどり着けるように始めたのが、高齢者の家族への啓発活動。今月3日、同病院脳神経外科の西尾医師は豊頃中学校にて脳卒中に関する出前授業を管内で初めて実施。「家でおじいちゃんやおばあちゃんの様子がおかしかったら、すぐに病院に行くよう勧めてほしい。病院に着いた後の治療は僕たちが全力を尽くすので、皆さんも家族を守ってほしい」と呼び掛けた。」との記事が掲載されました。