当院は伝統と革新という理念のもと多くの革新的なリハビリテーション機器を導入しております。そしてその機器を使用したリハビリテーションにより従来、限界と言われてきた機能回復にイノベーションを起こそうとしております。そして昨年の9月より脳と機械を連携させる新たな技術“Brain-Machine Interface(BMI)”を導入しました。
導入当初よりこの機器を開発した慶應義塾大学理工学部 生命情報学科教授である牛場先生に技術指導をいただき患者様のより早い回復と生活の質の向上を目指してきました。その後も牛場先生の研究室で開発された手指の動作の回復程度を正確にAIを使用して評価するシステムなどを導入しております。
そもそもなぜ慶應義塾大学理工学部なのか?慶應義塾大学理工学部は脳科学をはじめとする生命科学分野において世界レベルの研究を行っており、脳のメカニズムや運動機能に関する深い知見を持っています。その研究成果を当院の臨床現場に迅速に導入しより効果的なリハビリテーションをこれからも提供していきたいと考えております。これにより患者様にはより効果的なリハビリテーションが受けられ、その結果、より早期に回復し、生活に質の向上が期待されます。
これからも牛場先生をはじめ慶應義塾大学理工学部の先生方との連携をさらに深め、新たなリハビリテーション技術の開発に積極的に取り組んでいきます。
特記事項
今回購入した医療用BMI(手指タイプ)は(株)LIFESCAPES製であり、その会社の代表は、連携することになった慶應義塾大学理工学部 生命情報学科の牛場 潤一教授です。
今後、牛場研究室と連携を深めて取り組みを継続していくとともに、このたびの活動に関連して研究室に寄付させていただきました。