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北斗トップ > 当院の対応疾患・治療技術 > 内耳性めまい

内耳性めまい(ないじせいめまい)

耳が原因の「内耳性めまい」は耳鼻咽喉科が担当です。
内耳は三半規管と蝸牛で構成され、左右両方にあります。蝸牛は音の振動を神経に伝える所です。
一方、三半規管(前・後・外側半規管)は頭の前後左右、傾き、動きを感知し、体のバランスを取る大事な装置です。三半規管の調子が悪くなるとおもにぐるぐる回るめまい(回転性めまい)がおきます。

耳内部のイラスト

■内耳性めまいとは

軽い場合はぐらっとする感じ、引っ張られる感じがおきます。ひどくなると流れる感じ、左右どちらかに寄ってしまう、回るような回転性めまいが起きます。
一瞬でおさまるものから1~2カ月続く場合もあります。

原因は内耳に行く血のめぐりが悪くなること、内耳を取り囲む自律神経も関わると言われています。無理した、疲れた、睡眠不足、ストレス、旅行、過度の飲酒、喫煙などにより、知らないうちに体に無理がかかっていると、それを内耳が感知してしまってめまいが出てしまいます。
診断は耳鼻科医が、目の前が暗くなるゴーグルをして目が回っている様子(眼振:がんしん)を診ることが重要です。治療はめまいの飲み薬で徐々に良くなります。
めまいと吐き気がひどい場合、注射や点滴をすることもあります。ひどい場合は入院して点滴すると数日から1週間位で良くなります。

めまいが良くなったら、体を動かして内耳のバランス感覚を鍛えるのが良いでしょう。生活習慣の改善も重要です。めまいはずっと寝ていては治りません。

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