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北斗トップ > 当院の対応疾患・治療技術 > 嚢胞性疾患

嚢胞性疾患(のうほうせいしっかん)

嚢胞(のうほう)性疾患は内部に膿(うみ)や唾液(つば)や血液などの内溶液が貯留した「ふくろ状」の病気で、顎骨の中や口唇などの軟組織にもできます。

■顎骨嚢胞

むし歯を放置したため歯根の先にできる歯根嚢胞、先天的にあごの骨に生じる嚢胞、埋伏歯にともなって生じる嚢胞が代表例です。
特に細菌感染すると、腫れたり痛みをともないます。
通常は外科的に摘出が必要で、部位や嚢胞の大きさによって、全身麻酔、静脈麻酔、局所麻酔のいずれかを選択します。

■軟組織嚢胞

咬傷などで、口唇粘膜にある小唾液腺の出口がふさがり、ドーム状に膨れる粘液嚢胞が代表例です。袋が破れてもまた膨れてくることが多いのが特徴です。再発を防ぐためには小唾液腺も含めて嚢胞を摘出することが必要です。
通常は外来で局所麻酔下にて15分ほどで手術可能ですが、幼少児の患者様では全身麻酔が必要になることもあります。

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