上咽頭がん(じょういんとうがん)
頭頸部腫瘍センターでは、上咽頭がんの総合的な診療をおこなっています。
■上咽頭、および上咽頭がんについて
上咽頭(じょういんとう)は、鼻の奥で口蓋垂(のどちんこ)の裏の部分です。
この部位にできたがんを上咽頭がんといいます。東アジアに多く、西洋諸国では比較的稀です。EBウイルスが、がんの発生に関連しているといわれています。
この部位にできたがんを上咽頭がんといいます。東アジアに多く、西洋諸国では比較的稀です。EBウイルスが、がんの発生に関連しているといわれています。
リンパ節転移を起こしやすい腫瘍で、首の腫れが最初の症状になることもあります。
また上咽頭と中耳をつなぐ耳管をふさぐため、耳がつまった感じ、難聴、耳鳴りといった中耳炎の症状が最初に出ることもあります。
さらには鼻閉まり、繰り返す鼻出血といった鼻の症状、ものが二重に見える脳神経症状などがあります。
■上咽頭がんの診断
診断は、鼻の中から奥の腫瘍を生検(組織をとる)して病理組織検査で調べます。さらにMRI、CT、PET-CTが必要です。
■上咽頭がんの治療
上咽頭は、顔面の深いところであり手術は難しい場所です。
しかし、上咽頭がんは、抗がん剤や放射線がよく効くため、治療はこれらが優先されます。
当院では「トモセラピー」という、治療効果が高く、視神経障害や脳脊髄障害を最小限に抑えた放射線照射をおこなっています。
転移リンパ節を認める場合は、頸部の手術をおこないます。
しかし、上咽頭がんは、抗がん剤や放射線がよく効くため、治療はこれらが優先されます。
当院では「トモセラピー」という、治療効果が高く、視神経障害や脳脊髄障害を最小限に抑えた放射線照射をおこなっています。
転移リンパ節を認める場合は、頸部の手術をおこないます。
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