LSVT® LOUD 及びLSVT®BIGは米国で開発されたパーキンソン病に特化した運動療法です。特徴的な点は、LSVT® LOUDでは声の大きさに焦点を当てた発声訓練、LSVT®BIGでは動作の大きさに焦点を当てている点となります。本運動療法は、米国でパーキンソン病患者に対して実施されており、歩行や上肢前方到達動作、日常生活動作の改善に大きな効果をあげたとされ、注目されています。
このプログラム実施にあたっては研修を受け、認定を受けたセラピストが実施する必要があり、今回十勝リハ、北斗で各PT1名、ST1名がそれぞれ研修を受け、認定されました。リハプログラムは最短で週4回以上、1回1時間以上の訓練を4週間にわたり、計16回以上行うもので、セラピストによる運動療法以外に毎日実施する自主練習の継続が必要となります。
当面は十勝リハにおいて対象となる方に対して、外来リハビリでの実践を予定しています。